私は三重県の津市で、営業マンとしてお葬儀業界に入り、互助会や宗教などお葬儀に関する知識を築きました。
入会の促進、飛び込み営業、お葬儀のディレクターを仕事内容とし、年間約4500名ほどの方とお会いしてお葬儀の考え方、ご自身のエンディングの在り方などを聞かせていただき相談や対応をうけておりました。
しかし会社とお客様では考え方はずいぶん違うことが現実でした。
会社からは『もっと単価を上げてこい』、『葬儀とはこうゆうものだ』、『入会者を増やしてこい』
お客様からは「必要な物にしかお金をかけたくない」、「お葬儀は習わしだからやる」、「入会するのは嫌だ」
いつからか自分がしていることは誰のために何をやっているのかが分からなくなりました。
大きな斎場、手厚いサービス、うぐいす嬢、確かに要る場合もあります。
しかし、必ず、必要な物でしょうか?
市営の斎場もあり、不必要なサービスをプランの中に入れられ、金額がいつの間にか大きくなっていく現実。チラシやHPに書いてある金額はなんなの?との声も。
大切な方が亡くなった時、要る物は一つだけじゃないでしょうか?
皆さまのお気持ちだけで充分ではないでしょうか?
それ以上の物は会社が決めるものではなく皆さんが決め、
本当に必要なことにお金と手間をかけていただくことがあるべき姿と感じます。
手間をかけることが葬儀であったのに、いつからか不必要なサービスを受ける事が当たり前となってしまい
お金で解決できてしまうお葬儀、心残りができてしまうお葬儀。これが現状です。
手間のかけることで気持ちの整理、葬儀の意味が理解できます。
手間をかけることで金銭面の負担も減ります。
もちろんすべてやらせていただくことは出来ますがお客様に決めていただいて、必要なサービスのみを提案し行動させていただくため
私は減算式のプラン、市営斎場の使用、葬祭の支援の活動を行おうと決心致しました。